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子宮蓄膿症②

  • Posted on 7月 17, 2017 at 4:43 PM

(前回のブログの続きです)

※モザイク・色彩修正はしておりますが、手術で摘出した子宮の写真を載せております。
苦手なk

翌日、朝ご飯を抜き、車で高速を走らせ母とS獣医さんへ。
すぐにお腹と脚の毛を剃り、血液検査とエコー検査。

エコーに映し出されたものを見て先生もビックリ。
腹部の上から下まで、他の臓器も押しのけるようにしてパンパンに腫れた子宮がギチギチに詰まっていました。
これは今日手術できなかったら明日・明後日にはどうなっているかわからない。
圧迫排尿してたら破裂するのは間違いなかったとのこと。
エコーで分かったことは、問題は子宮のみ。
他の臓器は腫瘍なども無く全くもってクリアで綺麗なので、手術ができて術後腎不全を回避できればまだまだ長生きできるということ。
血液検査は腎臓の数値が悪かったのですが手術できないレベルではないとのこと。
これだけの腫れで、昨日まで食べていたというのが信じられないとS先生もビックリ。

手術をすれば生きる道筋が開けるのに、このまま貧血や子宮破裂で死んでいくのを寿命として受け入れ看取る
…という選択は母も私もやはりできませんでした。

高齢なのと血液検査の数値から麻酔のリスクは無いとは言えませんが、万が一があったとしても桃の今の状況で麻酔の中での死はある意味、貧血や子宮破裂によるショック死よりも安楽死である…という考えもありました。
勿論、先生は手術するからには桃が生きることができるよう長く培われた経験をフルに最善を尽くして下さいますし、私も母も桃が生きてくれるよう願いながら…
そのままの流れで手術開始です。
ダリアの時もそうでしたが、S先生はその場で手術も飼い主を立ち会わせて下さるので、もし万が一があってもそばにいてあげられます。

メスが入ります。
ギチギチに詰まった子宮。
破裂させないよう慎重に慎重に…どこからどう取り出していくか…まるで子犬が何頭も入っているかのように太く長く膨張し、なおかつお腹の中で捻れて絡まり脂肪で固定されていたりで本当に大変な摘出手術でした。
卵巣にも立派な卵巣嚢腫があり、摘出。

↓摘出した子宮と卵巣の写真です。
なんと2kgもありました。

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先生曰く過去最大だそうです。
本当に…よくこんなモンスターをお腹に入れたまま食べてくれていたね…

手術は無事に終了しました。

本来ならば入院なのですが、私が付きっきりでお世話ができるのでダリアの時と同様、その日のうちに帰宅です。

2日間は術後の痛みもあってか食欲が湧かず心配しましたが、先生に相談し血液検査では術前よりも腎臓数値は回復しており、心配だった術後腎不全回避できていると分かり一安心(^^)
自宅点滴を開始してからみるみる回復!
お友達が送って下さった高級フードの数々を平らげ、寝たきりに変わりありませんが今ではすっかり元気になりました!!!

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子宮蓄膿症は避妊手術をすれば防ぐことのできる病気です。
子宮蓄膿症になってしまうと、薬で散らしきることは難しく手術が必要になります。
両親もこんなに高齢になってから大変な思いをさせるのであれば、若いうちに手術をしておいてあげれば良かったと後悔をしています。

勿論、個体によっては避妊手術によるリスクもあるようですから、一概に「手術するべき!」とは言えません。

ただ
子宮蓄膿症自体が高齢になってから発症する病気です。
幸いにも桃は手術を乗り越えることができましたが、発症した時に他の臓器を悪くしていて手術ができないというケースも多々あるのです。
その時に、子宮蓄膿症による苦しむ死を寿命だからと割り切って看取ることができるかどうか…
若い時に手術しておけば良かったと後悔しないかどうか…
このブログをご覧になった飼い主さんは今一度、愛犬・愛猫の先を見て考えていただけたらなと思います。

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子宮蓄膿症①

  • Posted on 7月 9, 2017 at 11:01 PM

3月20日頃より、居候している両親宅の桃子が寝たきりになりました。
12歳です。

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寝たきりとはいえご飯はモリモリ食べますし、ハニカムハーネスは瞬殺で噛み切るし…

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膿皮症やら外耳炎の悪化はありましたが、なんとか乗り越えて至って元気に過ごしておりました。

寝たきり生活も2カ月半になる頃…
食欲が落ちました。
ドッグフードを食べなくなったのです。
缶詰めも食べない。
でもササミジャーキーはバクバク食べたので、ササミジャーキーで缶詰めをサンドしてごまかしごまかし。
吠える元気もあります。
その2日後…陰部から膿が垂れていることに気がつきました。
すぐに「子宮蓄膿症だ」と思いました。

飼い主である両親と相談し、M動物病院へ。。。
両親はこの時、歳だし手術するのも可哀想…と手術はしない方向で考えていました。
しかしM動物病院のK院長とのお話をして帰宅後、放置すれば確実に訪れる死を思うと、やっぱり手術をしてあげた方が良いのかもしれないと両親の気持ちに変化が生まれ、手術を決意。
手術は緊急性を要します。
今は亡きダリアが高齢で2度の乳腺全摘手術をして下さったS獣医のS先生が「明日なら土曜日だけど午前診療後の予定が丁度空いてるから連れていらっしゃい!」と仰って下さったのでそちらでお願いすることになりました。

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たまたまS先生の予定が空いていたのが奇跡。
この日、桃はオシッコを1回もしませんでした。
しかし、子宮蓄膿症とわかったことで圧迫排尿をしたら子宮破裂の恐れがあると思い、圧迫はしませんでした。
食欲は落ちたものの、オヤツのささみジャーキーであればバクバクたべました。

続く